本文へ移動

2015年6月

香川県民の人権意識(連載第4回)

 前号では、自分又は家族が人権侵害された場合を取り上げました。県政世論調査によると約22%が侵害されたと思っています。内容は〈あらぬうわさ、悪口、かげ口〉54.5%、〈なかまはずれ、嫌がらせ〉41.6%、〈職場での不当な待遇〉34.9%などでした。人権侵害への対応は〈何もせず、我慢した〉が50.9%で、過半数が泣き寝入りしています。しかし前回調査(2009年)と比較すると相談する人が増えています。相談相手は〈家族・親戚〉38%、〈友だち・同僚・職場の上司〉30%などです。
では、他人が差別を受けているのを見聞きした時はどう対応するか。

知らないふりも差別です

【質問】職場や地域などで人権侵害と思われる差別的な言葉や動作を見聞きした時、あなたはどのようにすると思いますか(一択)
 
【調査結果】
◆差別言動への主な対応(単位%、カッコ内前回調査)
話題を変えるよう努力する
30.1(27.0)
差別は間違いであると指摘する
26.7(29.6)
何もせず黙っている
21.0(19.4)
人権に関する相談機関に相談する
8.3(10.9)
相手(の話)に合わせる
5.8(5.0)
 1位は「話題を変えるよう努力する」30.1%。相手が上司や顧客、先輩などの場合、差別はいけないとわかっていても言いにくいという声を聞きます。何とか差別的言動を抑えようと苦労する様子が感じられます。前回調査より若干増え、人権尊重を意識する人が増えていると考えられます。2位は「差別は間違いであると指摘する」26.7%です。人権侵害は多くの場合無意識に、あるいは無自覚に起きています。そのため、気づいた人が指摘すると相手は自覚するようになり、再発防止につながります。3位は「何もせず黙っている」21.0%です。対応方法がわからない、あるいは問題と思わない場合もあるでしょうが、関わりたくないという声(傍観)もあります。もしあなたが被害者なら、周囲の人が止めてくれたらと思いませんか。傍観者にどんな思いを持ちますか。いじめ防止の取り組みでは、いじめを見て見ぬ振りすることは結果的にいじめを放置することになるので「加担者」と位置付けられています。香川県人権啓発県民会議では、「見て見ぬふりも差別です」というポスターを作成しています。「人権に関する相談機関に相談する」は8.3%しかなく、相談窓口の周知徹底に努めるなど利用向上の取り組みが必要と言えます。(香川人権研究所)
特定非営利活動法人香川人権研究所
〒763-0092
香川県丸亀市川西町南715-1
TEL.0877-58-6868
FAX.0877-28-1011
TOPへ戻る