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2016年10月

中学生が調べた「いのちの値段」

中学生の自殺 230万円

 今年1月、善通寺市内の中学生たちによる調査研究「いのちの値段」パネル展が開催されました。パネルには次のようなことが書かれていました。
【パネル1】
1986年の生徒と先生による「葬式ごっこ」で知られる富士見中学校二年生のいじめ自殺事件は、一審判決で暴力事件として400万円の支払いが命じられた。控訴審では、いじめと認められて被告4者に合計1150万円の支払いが命じられた。
【パネル2】
1990年の福岡県いわき市の中学三年生のいじめ自殺事件では、500万円で和解成立。
【パネル3】
1991年の千葉県神崎市の中学二年生のいじめ自殺事件では、町と元同級生の父親に、600万円の賠償金。
【パネル4】
1994年の神奈川県津久井町の中学二年生のいじめ自殺事件では、町と県に2160万円、元同級生9人に120万円を連帯して支払うよう命令。
【パネル5】
1998年の神奈川県横浜市の高校一年生のいじめ自殺事件では、加害生徒一人に56万円、県に330万円支払い命令。県が和解金として440万円支払う。
【パネル6】
1998年の新潟県岩船郡の中学二年生のいじめ自殺事件は、村に230万円の支払い命令。
【パネル7】
1999年の栃木県鹿沼市の中学三年生のいじめ自殺事件で、市と県に860万円の支払い命令。
【パネル8】
2000年の兵庫県神戸市の中学一年生のいじめ自殺事件では、同級生が計300万円の解決金を支払うことで和解。
【パネル9】
・・・いのちを償うお金が安すぎると感じたのは、僕たちだけだろうか
【パネル10】
「いのち」と「お金」とを安易に単純に結びつけて考えるのはよくないと思う。でも、今の社会を見るひとつの切り口が「いのち」と「お金」をめぐる問題にあるような気がして、僕たちはいのちに関わるお金について調べはじめた。

調査に参加した中学生、善通寺市立東中学校のT君と同西中学校のM君(いずれも三年男子)に調査の動機や感想をインタビューしました。

Q いじめ自殺の賠償金はどれぐらい?
Q 差が大きい。
Q なぜですか?
Q 公表すると動物密売の価格に影響するのでしょうか。
Q 人身売買ですね。
Q 日本の物価でいうと?
Q どういうきっかけで調査を始めたのですか。
Q それから?
Q T君は展示会どうでしたか?
Q M君は?
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