2018年3月
3 月の人権ダイアリー この日なんの日
3月2日 「北海道旧土人保護法」を公布(1899年)
3月12日 財田川事件、冤罪確定(1984年)
1950年に香川県財田村で起きた財田川事件では無実の青年が逮捕され、死刑が確定した。「不良だから」との風評が冤罪につながった。矢野伊吉判事は退職後も弁護士として青年の救済に尽力、さらに白鳥事件も追い風となって再審が実現、1984年3月12日に高松地裁は青年に再審無罪判決を出した。
3月25日 保井コノ、日本初の女性博士に(1927年)
保井コノは1880年に三本松(現東かがわ市)に生まれ、日本初の女性博士になった。女は育児・炊事・洗濯など家事に専念するという「良妻賢母教育」が行われる男尊女卑の当時にコノは男の領域とされた学問の道を進み、至るところで男性から差別といじめを受けた。物理の教科書を執筆すると文部省検定官(男性)から「女に書けるはずがない」と侮辱され、不合格とされた。留学を申請すると「将来家庭に入るので国費留学は税金の無駄づかい」と却下されたが、2年後に「家事育児」を研究目的に追加して許可が下りた。生涯独身で研究に専念するとの念書をとられた。しかし、保井は植物研究にはげみ1927年、長年の研究実績を東大に認められて理学博士号を授与された。こうして女性博士の道が開かれた。
3月の活動(主なもの)
16日
| 多度津町職員研修会
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20日
| 島根県竹矢公民館研修会
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21日
| 理事会/部落差別解消推進法具体化研究会
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22日
| 香川県女性子ども相談センター取材
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24日
| 西予市人権研修会/東かがわ市人権擁護審議会
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