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今月の瓦版

色と人権

テレビのリモコン

 テレビのリモコンについているボタン。赤ボタンには 「赤」、緑ボタンには「緑」などと色の名前を表記しています。
色の見え方は人によって違い、緑や緑が濃い茶色のように見える人やピンクが空色に見える人がいます。日本人の場合、男性は約20人に1人、女性は約500人に1人います。 網膜にある色の波長を感知する錐体に遺伝子の変異が生じているためです。

「色盲検査」を廃止

差別につながるために、今は入学前の「色盲検査」が廃止されています。企業も採用の際に色覚検査をしないように労働安全衛生規則等の改正が行われています。自動車の運転免許も取得できます。赤と緑の識別は困難ですが、左のランプが明るくなれば「すすめ」(青信号)、右が明るくなれば「とまれ」(赤信号)と分かります。
 日本眼科学会は「色覚障害者」と呼ばず、赤が見えにくい人を「一型色覚者」、緑が見えにくい人を「二型色覚者」と呼んでいます。
 赤やピンク・緑はできるだけ避けて色の名前を表示する、大事なところは赤でなく下線を引く、赤や緑の文字を使用する場合は袋文字にするなど、合理的な配慮をしたいものです。
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